商売力開発ブログ

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ブログの運用状況

今回はこのブログの運用状況について、メモがてらまとめておきたいと思います。

アクセス数などの推移

今年の2月中旬から始めたブログについて、5月までの記事数とアクセス数の状況は以下になります。

年月 記事追加数 記事累積数 単月アクセス数 累計アクセス数
2018/02
10
10
40
40
2018/03
6
16
150
190
2018/04
8
24
251
441
2018/05
10
34
747
1,188

アクセスの大半はGoogle検索からです。BingやYahooといったところからもアクセスがありました。Bingはほとんど意識していなかったのですが、どうもアメリカからのアクセスで多いようです。日本では使っている人、あまりいなそうですが、アメリカだと使っている人が思ったよりいるんでしょうか。2、3月は記事数も少なかったので、ほとんどアクセスありませんでしたが、4月から1日に二桁アクセスする日が出始めて、5月に大きく増えました。ただ5月のアクセス増はGoogleアナリティクスで拾えないものもあり、謎の部分もあります。

アクセスの多かった記事

アクセスの多かった記事をいくつか紹介します。まずは、こちらAWS Certificate Manager (ACM) の記事です。
www.prj-alpha.biz
内容としては、Google Chrome の変更に向けてのACMのSSL証明書の対応についてです。4月末に Google Chrome が要件変更するので、それに関するAWSからのお知らせメールに関しての記事になります。まだ記事数も少なく、手探りの中で書いたものです。AWSからのメールの内容をGoogle検索しても、あまり出てこなかったので、自分で調べた結果を記事にしました。メールの件名で検索すると思われるので、そのあたりも含めた記事にしておくことでどうなるかというテストでもありました。結果、この記事へのアクセスが一番多くなりました。Googleで件名で検索すると、上位に表示され多くのアクセスへつながりました。4月末に再度、AWSから同じようなメールが来たのでその前後でも多くのアクセスがありました。AWSの対応が終わったので、この記事は今後はほとんどアクセスされないでしょう。ただこの記事によりGoogle検索でアクセスが増えた結果が影響しているのか、他の記事もGoogle検索からのアクセスが多くなった気がします。

続いてはこちら
www.prj-alpha.biz
こちらはプロジェクト管理ツールの宣伝にもなるようにと、ガントチャートについて初期に書いたものです。タイトルはGoogleで「ガントチャート」を検索していく中で、キーワードで「初めての」というのがあったの付けたものです。この記事に関しては現在も継続してアクセスがあります。ただ Search Console で見てもほとんど(not provided)となっていて、どの検索ワードで多くアクセスがあるかわからない状態です。
この記事には追加でいくつかのリンクを加えてるのですが、あまりクリックしてもらえない状況ですので、まだまだ工夫が足りないようです。

まとめ

今回はブログの運用状況についてでした。
運用状況に関しては定期的に報告していく予定です。

以上

欧州「一般データ保護規則(GDPR)」の施行後の反応

今回は2018年5月25日に施行された欧州のプライバシー法「一般データ保護規則(GDPR)」について、その施行後の反応を見てみたいと思います。

GDPRの概要

2018年5月25日に施行されたGDPR は、EU加盟国(EU加盟国及び欧州経済領域(EEA)の一部であるアイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタインを含む、以下同じ)の居住者に製品・サービスを提供する、あるいは EU加盟国 の居住者に結び付くデータを収集、分析する企業、政府機関、非営利団体、その他の組織に課せられる規則です。GDPR は所在地に関係なく適用されます。 
保護の対象となる個人データの範囲が広いこと、違反時の制裁金が高額なことが特徴で、施行により様々な反応が出てきております。

 

www.prj-alpha.biz

施行後の反応

施行後の反応を見ていくと、まず施行初日にグーグルとフェイスブック、インスタグラム、ワッツアップがオーストリアの非営利プライバシー保護団体からデータ保護監督機関などにそれぞれ苦情の申し立てがされ、その後にアップル、アマゾン、リンクトインも同じ団体から申し立てがされています。

www.itmedia.co.jp

japan.zdnet.com

このプライバシー保護団体を率いる弁護士によると、以下のような発言があります。

Facebookはポリシーに同意しないユーザーのアカウントをブロックまでした。ユーザーは同意ボタンを押すか、アカウントを削除するかのどちらかを選ばなければならず、これは自由選択とは言えない。

これは個人情報に関するポリシーに同意しなくても、利用できる状態は担保しなければならないということからくる言葉です。GDPRでは同意しなくてもサービスを利用できるようにするよう定めているからです。この申し立てが認められるとしたら、かなりの影響がありそうです。

GDPRの影響から一部はEUからアクセスできないようにする措置を取ったところもあるようです。

www.itmedia.co.jp

過剰な反応のように思えますが、GDPRの内容が解釈によって抵触する可能性があることから防衛措置として行った対応のようです。少なくとも申し立ての対象となることはなくなるでしょう。

日欧は個人情報の相互移転の合意へ

日本とEUとの間での個人情報の相互移転を認める方向で調整しています。7月に最終合意をまとめ、国内での手続きを経て、今秋までに実現する見通しとのことです。
これが合意されると欧州にもウェブサービスなどを提供している企業などは影響がありそうです。これまで欧州向けのサービスのために欧州にサーバを置いていたとしても、何か問題が発生して調査する場合には欧州に在住の人しか個人情報が絡む部分については調査ができないのではといった話がありました。これが欧州に在住してない人でも対応できる、あるいはサーバ自体が欧州になくても良いといったところまでOKとなるかもしれません。

www.sankeibiz.jp

www.jiji.com

どのような対応をするべきか

日本語だけのウェブサイトやサービスを運用していて、ほとんどの利用者が日本国内であれば、とりあえずの対応してはこちらが参考になります。

fujii-yuji.net

英語も対応しているとなると、EU向けのものという解釈も成り立つことから、ウェブサイトやサービスの運用状況から対応を検討しましょう。

今後、スタンダードになっていくか

このGDPRですが、今後世界標準となっていく可能性があります。これはフェイスブックの個人情報流出問題と関連して、フェイスブックがGDPRの対策を世界でも行っていく流れがあることからもわかります。

www.itmedia.co.jp

www.itmedia.co.jp

jp.techcrunch.com

フェイスブックがどこまで対応するかはわかりませんが、GDPRの内容がEUだけのローカルなものから世界標準になると考えられる場合、対応するかしないかではなく、どう対応するか、どこまで対応するかといった姿勢で臨む必要が出てきます。このあたりは所属する組織・会社の判断で変わってきそうです。

まとめ

今回は欧州「一般データ保護規則(GDPR)」の施行後の反応のまとめでした。

以上

【関連するリンク】

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初めてのガントチャートに適したサービスの提供

※Project-Alphaは2019年12月をもって、サービスの提供を終了します。

今回は我々が開発しているプロジェクト管理ツールProject-Alpha(プロジェクトアルファ)のガントチャートを中心にして紹介します。
※こちらの機能は2018/05時点のものとなります。最新の機能では変更されている可能性があります。

プロジェクト管理とガントチャート

プロジェクト管理・マネジメントを行う場合のツールの一つとしてガントチャートを利用していることが良くあります。ガントチャートは視覚的にある程度の進捗状況がわかることから、複数人で確認が必要な場合に利用される場面が多いと思います。世の中には色々なガントチャート作成ツールが存在しています。

www.prj-alpha.biz

ツールはいくつもありますが、見かけるケースが多いのはExcelで作成したのものです。特にビジネス領域ではExcelは誰でも利用できることが多いことから、取引先やお客様など外部組織のメンバーと共有する場合、Excelで作成したものや専用ツールから出力したExcelが使用されることが多いです。

Excelで作成している人や初めての人でもガントチャートでも簡単に

Excelのガントチャートを利用していることが多いことを踏まえ、我々が提供するサービスでは、現在はExcelでガントチャートを作成している人や初めてガントチャートを作成する人が簡単に使えるようなガントチャートの機能を提供しています。

Excelとの親和性

ガントチャートの入力はExcelと同じように一覧表にそのまま入力する形式になっています。日付についてはカレンダーから選択して設定することも可能です。

また、マウス操作で日付を設定することもできるようになっています。

ここまでは入力画面から一つ一つ入力していく方法ですが、Excelのデータがあればそれを利用することも可能です。Excelで作成したWBSなどをExcel上でコピーした範囲をガントチャート上でペーストすることができます。
以下では、ID列を含めたExcelからのコピペの例です。ID列の設定内容から自動で階層を判定してガントチャートが作成されます。

また登録したガントチャートはExcelとして出力することもできます。以下は出力したファイルの例です。

取引先やお客様など外部組織のメンバーと共有したい場合、Project-Alpha上で情報共有することもできますし、それができない場合はExcelに出力したファイルを利用することで共有することができます。Excelファイルを修正した場合はコピペで修正内容をProject-Alphaのガントチャートに反映させることができるので簡単です。

テンプレート利用でガントチャートをすぐに準備

Project-Alphaを利用で、特に力を発揮するのは同じようなプロジェクトをいくつも担当している場合です。このようなプロジェクトがある場合はテンプレート機能を利用して、ガントチャートを作成する際の元データを用意しておくことで準備することができます。

テンプレートを用意していおくことで、ガントチャートの編集画面から読み込むことができるようになります。以下は上記のテンプレートのデータを読み込んだときのイメージになります。

読み込んだデータは、テンプレートの設定になるので予定などの日付を変更する必要があります。このとき日付一括変更の機能を利用することで、日付の情報を簡単に修正することができます。

これによりガントチャートの準備が簡単にできます。ここからそのプロジェクトに応じて必要な調整を加えるだけで良いので、ガントチャートの作成に余計な時間をかけずに済むことができます。

利用に向いていないプロジェクト

ここまで紹介したように、Project-Alphaのガントチャート機能は直接入力していくことで作成していくタイプのものとなります。このような直接入力するタイプの場合、行数が多くなり過ぎるような細かい管理には向きません。厳密な管理が必要になりそうなプロジェクトの場合は別のツールを併用する方が良いと思われます。

また現在は簡単にガントチャートを作成できるための機能の拡充をめざしているため必要な機能がないと感じる人もいると思います。例えばクリティカルパスの設定は現在できません。

現在、β版としてフリー(無料)でサービスを提供しています。以下のリンクから、右上の「アカウント作成」か途中にある「β版を始める」のボタンからアカウントを作成していただくことができますので、ぜひご利用下さい。
home.prj-alpha.biz

まとめ

今回は我々が開発しているプロジェクト管理ツールProject-Alphaの紹介でした。β版としてフリー(無料)でサービスを提供していますので、ぜひご利用下さい。

以上

【関連するリンク】

 

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開発・提供しているサービスのガントチャートの機能紹介~その2

※Project-Alphaは2019年12月をもって、サービスの提供を終了します。

今回は我々が開発しているプロジェクト管理ツールProject-Alpha(プロジェクトアルファ)のガントチャートについて一部の機能を紹介します。
Project-Alphaは無料、フリーで利用できるプロジェクト管理ツールでガントチャートなどを利用して、複数のプロジェクトを平行して管理でき、一括して状況を把握することができます。

※こちらの機能は2018/05時点のものとなります。最新の機能では変更されている可能性があります。

以下は機能プレビューのリンクになります。

home.prj-alpha.biz

ガントチャートの一括編集機能

日数や日付を指定しての一括変更

ガントチャートに設定されている日付について、一括して変更することが可能です。変更の方法は表示開始日付を指定して変更する方法と日数を指定して変更する方法があります。

日数を指定しての変更画面はこちらです。日数にはマイナスを指定して、過去に移動することもできます。

表示開始日付を指定しての変更画面はこちらです。

ガントチャートのテンプレート管理機能 

ガントチャートの設定をテンプレートとして管理する機能があります。テンプレートとして保存したガントチャートのスケジュール設定について、読み込むことで一気にスケジュール設定を準備することができます。
テンプレートは複数利用でき、各テンプレートごとに公開設定がありますので、公開しているもののみ使用できガントチャートから選択可能となります。

テンプレートのガントチャートの入力方法は通常のガントチャートと同じです。

ガントチャートのメニューからテンプレートのデータを読込むことで、簡単にスケジュールの準備ができます。またデータを読込後に日数や日付を指定しての一括変更を行えば簡単に準備ができることになります。

マイルストーン設定とサマリ表

マイルストーンとして設定することで、いくつかの表示が変更されます。マイルストーンの設定方法は行選択した状態で右クリックして「マイルストーン設定」を押すことで設定されることになります。

カレンダー上での日付の列が着色されます。

このマイルストーンの設定はサマリ表でも影響します。

サマリ表機能

ガントチャートは一覧表形式なので行数が多くなり画面のスクロールが必要な程となると、どうしても見づらくなります。これらをまとめて表示するサマリ図の機能がありあます。表示する階層ごとにまとめて表示することや、階層や担当ごとに別けて表示することが可能です。
またマイルストーンについては縦の棒線として表現されます。

まとめ

今回はProject-Alphaのガントチャートについて一部の機能を紹介しました。
ご興味のある方はぜひ一度ご利用してみ下さい。β版としてフリー(無料)でサービスを提供していますので、ぜひご利用下さい。

以上

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Laravelのセッション管理にAWSのElastiCacheを利用する際の方針検討

AWSのElastiCacheを自製品サービスで利用する際に、検討する内容について記載します。

使用用途など

Laravelを利用したプロジェクト管理ツールを開発しています。Laravelではそのセッション管理にRedisを使用可能です。このRedisをAWSのElastiCacheで対応します。
Laravelで利用する場合の対応手順などは以下を参照して下さい。

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Laravelのセッション機能では、色々な情報をセッションに保有することも可能になっていますが、現時点ではそのような利用の仕方はあまりしていません。主にサインインしているか、してないかが主な利用用途となっています。セッション情報が失われた場合、再度サインインが必要になるという影響があります。

セッション数やのサイズなど

ElastiCacheのモニタを確認し、セッション1つ当りのサイズを1kとして仮定した。サービス開始時の接続セッション数は cache.t2.micro でもキャパシティは問題ないものとする。

サービスの運用開始後にセッション数やサイズの状況を確認し、必要に応じてスケールアップする。

構成を検討する際に関連する各種機能の概要

キャッシュノードタイプは cache.t2.micro でも問題ないものと仮定するが、t2では利用できない機能がある。また課金はノードの数となるため、レプリカノード数やシャード数により増えていくので注意する。
またプリイマリーノードのアベイラビリティーゾーン(以下、AZ)はEC2(EC2が1台の場合)と同じにする。

同じアベイラビリティーゾーン内での Amazon EC2 と Amazon ElastiCache 間のデータ転送は無料です。

料金 - Amazon ElastiCache(キャッシュ管理・操作)| AWS

レプリケーション

ElastiCache クラスターの作成をする際に、読み書きするノード(以下、プライマリノード)とは別に1~5個の読み取り専用ノード(以下、レプリカノード)を作成しクラスターとして構成することができます。レプリカノードはAWSのドキュメントではリードレプリカ、セカンダリレプリカと記載されています。
クラスターとして構成すると、プライマリノードにデータが書き込まれると、変更が非同期的に全てのレプリカノードに反映されるように動作します。

シャード

シャードとはデータをグループ別けてして分割管理すること。水平分割と呼ばれます。

簡略化したイメージで説明します。現在、1GBの容量でデータを管理しているとし、更に1GBのデータ容量を追加して管理する必要がある場合を考えると、以下の方法があります。

  • ①2GBをまとめて管理する
  • ②1GBを2つ管理する

 ①も②もデータの内容は同じですが、管理の方法が違います。②は2つの領域で管理することになり、この領域をシャードと言います。この場合、2つのシャードで管理しており、シャード数2となります。このシャード毎にノードが存在することになります。①は1つの領域なので、シャード数1という言い方もできます。

②の場合、新しいデータが登録されるとどちらかのシャードに振り分けて登録されます。参照する場合はこの振り分けた情報を元に参照先のシャードを特定してアクセスします。①に比べ、②の場合は登録・参照の間に1アクション多いことになりますが、読み取り・書き込みは複数のノードに負荷が分散されることになります。

自動フェイルオーバを備えたマルチAZ

ノード障害を自動検知し、障害ノードを新しいノードを自動で置き換えることができる機能。
プライマリノードに障害が発生した場合、レプリカノードをプライマリノードに昇格させ、プライマリノードと置き換える。このときプライマリノードのエンドポイントの変更が必要ありません。レプリカノードに障害が発生した場合、ノードと新しいノードを置き換える。

マルチAZにするため、作成する際のサブネットグループは複数のAZにしておく。レプリカノードも同一AZにした場合、AZ全体で障害が発生した場合に対応できない。

クラスターモード

作成する際のクラスターモードの有無により機能の特徴がある。大きい機能差はシャードの設定の可否となります。クラスターモードは後から有無を変更することはできない。

クラスターモード無効の特徴

  • シャードの設定ができない。
  • レプリカの追加、削除ができる。
  • ノードタイプのスケールアップができる。スケールダウンはできないので、その場合は新しくクラスタを作る必要がある。
  • 自動フェイルオーバーを備えたマルチAZは、t2ノードタイプでは未対応となる。

クラスターモード有効の特徴

  • シャードの設定ができる。
  • レプリカの追加、削除ができない。
  • ノードタイプの変更ができない。容量が足りない場合、ノードのスケールアップではなく、シャードの追加で対応することはできる。シャードは最大15個まで増やせる。
  • 自動フェイルオーバーを備えたマルチAZが必須となる。マルチAZにするため、レプリカを1以上にする必要があるが、0としても作成することができてしまう。ただしレプリカがないとフェイルオーバーは対応できない。
  • シャードが複数か、レプリカが1以上の場合、Laravelのクラスターモードとして設定する必要がある

構成の設定方針について

使用用途でも記載したが、今回の用途はLaravelのセッション管理です。また ノードタイプは cache.t2.micro でもキャパシティは問題ないものとします。
障害によりデータが消失した場合、サインインした状態が失われ再度サインインする必要があります。障害によりデータにアクセスできない場合、製品サービスは完全に利用できない状態となってしまいます。つまりサービス停止状態です。

今回の基本方針はサービス停止状態を極力避けるため、自動フェイルオーバを備えたマルチAZの機能を有効にする設定をベースにして考えていきます。

自動フェイルオーバを備えたマルチAZとその他の設定

自動フェイルオーバーを備えたマルチAZを利用するためには、以下の設定が必要になります。

  • レプリカノードが1つは必要となる。
  • クラスターモード無効の場合、t2ノードタイプは未対応なのでそれ以外のノードタイプを選択する必要がある。

コスト面から cache.t2.micro を選択したいが、クラスターモード無効の場合は選択できないのでクラスターモード有効で設定を行う。この他にマルチAZなどを考慮すると今回は次のような設定をする方針となる。

ElastiCacheの設定方針

  • クラスターモード有効で設定する。自ずと自動フェイルオーバーを備えたマルチAZを利用することとなる。
  • ノードタイプは cache.t2.micro とする。
  • シャード数は1、レプリカ数は1とする。(ノード数は2となる。)
  • サブネットグループは複数のAZを利用できるようにし、プライマリノードはEC2と同じAZ、レプリカノードは別のAZにする。
  • バックアップは不要とする。

運用開始後に cache.t2.micro で収まらない場合はサービス停止期間を設けてクラスターを作り直して対応することとなる。セッション数やサイズをモニタリングしながら、必要に応じて検討する。Laravelのセッション継続時間の設定で微調整は可能。

まとめ

今回はElastiCacheについて自製品サービスで利用する際の設定方針でした。

以上

【関連するリンク】

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ドメイン変更やHTTPS化などURLの変更時に、Search Console のアドレス変更によりグーグル検索への影響を減らす

今回は独自ドメインで運用していたウェブサイトのドメイン名などのURLの変更時の、グーグルの Search Console のアドレス変更の対応を紹介します。URLの変更はHTTPS化も含まれます。
※追記 HTTPをHTTPSにするだけの場合、 Search Console のアドレス変更はできませんでした。
今回はサブドメイン名を変更した状態を想定し、変更前のドメイン名を「旧ドメイン名」としその値を「old.domain.com」、変更後のドメイン名を「新ドメイン名」としその値を「new.domain.com」と記載していきます。

Search Console のアドレス変更による対応

これまで運用していたウェブサイトについてドメイン名を変更した場合のグーグル検索について考えます。この場合、グーグルで検索した結果には旧ドメイン名で表示されてしまいます。
旧ドメイン名ではなく新ドメイン名で表示されるようにするには、Search Console によるアドレス変更を利用します。このアドレス変更を利用することで、現在のグーグル検索の掲載順位への影響を最小限に抑えながら、新ドメイン名をインデックスに以降することができます。Search Console のアドレス変更によって既存のコンテンツの新しいURLがグーグルに通知され、インデックスを更新し新ドメイン名を反映することができます。

support.google.com

アドレス変更の対応はHTTPS化の際も必要です。Search Console ではHTTPとHTTPSは別の管理となるため、これらのプロパティのデータは Search Console で共有されません。 

support.google.com

Search Console のアドレス変更の前の作業

Search Console のアドレス変更の前の作業として、まず旧ドメイン名だけでなく新ドメイン名が Search Console で管理されている必要があります。事前に新ドメイン名も管理するように登録しておきます。

またアドレス変更できる条件として、旧ドメイン名から新ドメイン名に301リダイレクトされている必要があります。AWSのS3を利用して301リダイレクトするには以下を参照して下さい。

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また301リダイレクトについては以下を参照して下さい。 

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Search Console のアドレス変更を行う

Search Console からアドレス変更を行います。旧ドメイン名のプロパティを選択して、設定ボタンからアドレス変更を押します。

アドレス変更が表示されたら、新ドメイン名を選択します。

新ドメイン名を選択したら、後は確認ボタンを押していき問題なければ送信を行います。

正しくできれば変更リクエストのメッセージが届きます。

Search Console のアドレス変更の結果の確認

アドレス変更の依頼をした後の状態を、グーグル検索してみて新ドメインで表示されてるか確認できますが、今回は Search Console で確認します。変更の反映状況はグーグルのインデックスの量によって変更されるものと思われます。今回の場合は約2週間後の状態です。

ベータ版ですが新しい Search Console での表示結果を加工したもので示します。上が旧ドメインで下が新ドメインの表示結果となります。まずはクリック回数の状況で、青がクリック回数で、ターコイズブルーが表示回数です。

続いてグーグルのインデックスの状況です。棒グラフがインデックスに登録されたページ数で、折れ線グラフは表示回数です。

変更リクエストを行った日から約1週間程度でインデックスの移行が行われていき、約10日間で旧ドメインはグーグル検索結果では表示されなくなりクリックされなくなったことが確認できます。そして代わりに新ドメインでグーグル検索結果が表示されクリックされたことが確認できました。
これにより Search Console のアドレス変更が正しく行われ、グーグルで検索すると旧ドメインではなく新ドメインで表示されたことが確認できました。

まとめ

今回はドメイン変更やHTTPS化などURLの変更時の Search Console のアドレス変更の対応の紹介でした。

以上

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目黒のバー

目黒の権之助坂近辺の路地の地下にあるバー奇奇(キキ)。10人以上は座れる長いカウンターとソファー席があり、ゆったりとした空間が広がる。マスターが一人で営業していて、目黒周辺で飲んだときにウィスキーが飲みたくなったときには利用していた。金曜や土曜に訪れるのがほとんどだったが、あまり他のお客がいなくてゆったりと飲むことができた。

お店に数ヶ月ぶりに訪ねたら、なくなっていた。聞くところによるとマスターが体調があまり優れなくなり閉じたとのこと。寡黙なマスターだったが、おススメを聞くと色々と出してくれた。中でも覚えてるのが、ホワイト&マッカイの年代物。黒地に2頭のライオンが輝く瓶で、一口含んだ瞬間にその香りとなめらかな味わいに驚いた思い出。「これ物凄くおいしいですね」とこっちが言うと「こんな年代物ならどんなウィスキーでも旨いに決まってますよ」と笑っていた。「こーいうの、うちは原価で出してるけど全然出ないから、これが最後の瓶ですね」とのことで、「それじゃあ」とおかわりを注文し最後の一杯を堪能した。他のも合わせて4杯飲んだが一人当たり8000円程度だったから本当にお得だった。

閉店してしまったのは残念ですが、良いお店でした。

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